警察官を辞めるのはもったいない? 元警察官が2年後のリアルで答えます

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質問 1 / 7


「せっかく公務員になったのに、もったいない」

警察官を辞めると決めたとき、友人にこう言われました。

その瞬間、少し揺らぎました。

人を助けるために警察官になったのに、これでいいのか。 耐えれば済むだけなのでは……。

でも今、辞めて2年が経ちました。

この記事では「警察官を辞めるのはもったいないのか」という問いに、 元警察官の私が実体験をもとに正直に答えます。

この記事を読むとわかること

・「もったいない」と言う人の正体
・辞めて本当にもったいなかった部分(正直に書きます)
・辞めて1年後に感じる「もったいない」の本当の意味
・迷っている20代警察官への、元警察官からのメッセージ

「もったいない」と言った人は、警察官ではありませんでした

私に「もったいない」と言ったのは、民間企業に進んだ友人でした。

悪意はなかったと思います。でも、ここで一つ確認してほしいことがあります。

「もったいない」と言う人に聞いてみてください

・その人は警察官として働いたことがありますか?

当番・当直・徹夜・休日呼び出し・プレッシャー・人間関係のリセット——
これを実際に経験した人が「もったいない」と言っているなら、
その言葉には重みがあります。

でも経験していない人の「もったいない」は、
外から見た警察官のイメージに対する言葉です。

「公務員=安定・恵まれている」というイメージは根強いです。
でもそのイメージと、実際に警察官として働く現実の間には、 大きなギャップがあります。

私が刑事課にいた頃、日勤は夜22〜23時まで残業し、 当直は徹夜が2ヶ月続きました。 体調を崩して熱が39度出た朝に退職を決意しました。

その生活を知らずに「もったいない」と言われても、 正直なところ「そうですね」とは言えませんでした。

辞めて「もったいなかった」と正直に思う部分

きれいごとは言いません。辞めて後悔した部分も正直に書きます。

辞めてもったいなかったと思う2つのこと

💰 ボーナス:6月のボーナスを受け取る前に3月末退職。 手取り約40万円をそのまま捨てた形になりました
💰 退職金:勤続年数が短かったため、 退職金は最小限でした。長く続ければ増えたのは事実です

ボーナスの話はこちらの記事に詳しく書いています。
警察官を辞めるタイミングはいつがベスト?元警察官が40万円損して学んだこと

ただし、これは「辞めたことへの後悔」ではありません。
「タイミングの失敗」への後悔です。
あらかじめ知っていれば防げたことでした。

「もったいない」の反対側にあったもの

ボーナスと退職金、確かにもったいなかったです。
でも辞めて1年後の今、それより大きなものを得ました。

辞めて得た2つのこと

自由時間:土日祝休み・残業ほぼなし・ 夜中の呼び出しゼロ。仕事終わりに自分の時間が持てるようになった
プレッシャーゼロの生活:制服を着ている間は 常に市民から見られているという感覚があった。 今はそれがない。休日に趣味を心置きなく楽しめる

「40万円のボーナス」と「毎日7時間以上眠れる生活」、 どちらがもったいないかは、人によって違うかもしれません。

でも私は後者を選びました。そして後悔はゼロです。

「もったいない」という言葉に揺らいだとき、思ったこと

友人に「もったいない」と言われた瞬間、正直揺らぎました。

私

人を助けるために警察官になったのに、これでいいのか。
耐えれば済むだけでは……。

この気持ちは今でも覚えています。

でも今思うのはこうです。

2年後の私が当時の自分に言いたいこと

・「耐えれば済む」は正しい。でも耐え続けることが正解とは限らない。

・人を助けたいという気持ちは、警察官でなくても持ち続けられる。

自分が消耗し続けながら人を助けるより、 自分が満たされた状態で誰かの役に立つ方が、 長く続けられると気づきました。

「もったいない」と言われたとき、確認してほしいこと

最後に、迷っている20代警察官に伝えたいことがあります。

「もったいない」と言われたら、この3つを確認してください

・「もったいない」と言った人は、警察官として働いたことがあるか
・自分が「もったいない」と感じているのはお金か、やりがいか、 それとも惰性か
今の生活を10年続けた先に、なりたい自分がいるか

この3つに正直に向き合ったとき、 答えはすでに自分の中にあると思います。

私は向き合った結果、辞める決断をしました。
辞めてよかったかどうかは、今も問い続けています。
でも少なくとも、カマロのハンドルを握りながら出勤できる今を、 後悔はしていません。

まず一歩だけ踏み出したいなら、情報収集から始めてください。
誰にも知られずに動き始めることができます。

まとめ

この記事のまとめ

📌 「もったいない」と言う人のほとんどは、 警察官の現実を知らない人
📌 辞めて本当にもったいなかったのはボーナスと退職金
📌 ただしそれは「辞めたことへの後悔」ではなく 「タイミングの失敗」
📌 得たものは自由時間とプレッシャーゼロの生活
📌 「耐えれば済む」は正しい。でも耐え続けることが 正解とは限らない
📌 自分が消耗しながら誰かを助けるより、 満たされた状態で役立つ方が長く続けられる

「もったいない」という言葉に揺らぐのは、 それだけ真剣に考えているからです。
その真剣さがあれば、どちらの選択をしても後悔を経験に変えられます。

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