警察官の当直勤務は、想像より過酷です。
朝9時から翌朝9時まで24時間勤務。 若手のうちは7時20分には署に来て朝会の準備。 勤務終了後も書類が残っているので 12時を超えて退勤する日が普通でした。
この記事では、元刑事の私が 警察官の当直・寝当直のリアルをすべて正直に語ります。
・警察官の当直勤務のリアルなスケジュール
・仮眠室の実態と、土日・連休の当直の過酷さ
・当直明けの非番をどう過ごしていたか
・22時から翌日17時まで連続勤務になった日の話
・エンジニアに転職して一番変わったこと
警察官の当直勤務サイクル:1週間のリズム
私がいた頃の基本サイクルはこうでした。
📅 当直:朝9:00〜翌朝9:00(24時間勤務)
📅 非番/待機:当直明けの日。休みだが電話が来ることがある
📅 週休:完全な休み
📅 日勤:月に1度程度
若手のうちは、当直開始時間(9:00)より 約2時間早い7時20分頃には署に来て 朝会の準備をするのが慣例でした。
また24時間勤務が終わっても、 書類作成や残りの仕事が残っているため、 いつも12時を超えてから退勤していました。
つまり実質的な拘束時間は 24時間どころではありません。
当直中の「実際の過ごし方」
仮眠は取れるのか
平日の当直であれば、 仮眠を2〜3時間取れることもありました。
しかし土日・連休は別です。
飲み屋街での喧嘩・酔っ払いのトラブルが多発するため、
土日や連休の夜は事案対応が続きます。
仮眠が取れないまま翌朝を迎えることが
「普通」でした。
仮眠室の環境
仮眠室には簡易ベッドがあります。 シャワー室もあったので、 仮眠前にシャワーを浴びてから休むようにしていました。
ただし、いつ事案が入るかわからないため、 深く眠れる状態ではありませんでした。

やっと仮眠取れる…
でもいつ呼ばれるかわからない。
当直で一番きつかった日の話
刑事課にいた頃、今でも忘れられない当直があります。
22時から翌日17時まで、約19時間の連続勤務でした。
頭は働かない。足は痛い。 それでも書類を書き続けなければならない。

もう限界だ…
泣きそう。
。
流石に泣きそうになりました。 今でも鮮明に覚えています。
これは特別な日ではありませんでした。 刑事課ではこういう当直が日常的にありました。
当直明け(非番)の過ごし方
多くの人が「非番って休みでしょ?」と思っています。 実態は違います。
〜12:00以降:退勤
退勤後:自炊する気力がないので外食
14:00頃:帰宅
〜17:00:昼寝
18:00:起床・自炊
23:00:就寝
帰宅してから使える時間は 実質数時間しかありません。
さらに「待機」の日は問題が別です。
対応が必要な事案が発生した場合、
待機日には電話がかかってきます。
「いつ呼ばれるかわからない」という緊張感が続くため、
休んでいても全く気が抜けない。
体は休んでいるはずなのに、 精神が全く休まらない状態でした。
エンジニアに転職して、一番変わったこと
転職して当直がなくなり、一番変わったことを聞かれると、 迷わずこう答えます。
✅ 安心して眠れるようになった 夜中に呼び出される不安がゼロになった
✅ 自分の生活サイクルを調整できるようになった 毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝られる
⚠️ 運動量が減った 現場で体を動かすことがなくなり、 意識して運動しないと体力が落ちる
正直に書くと、運動量が減ったことは 少しマイナスだと感じています。 警察官時代は現場で自然に体を動かしていたので、 転職後は意識的に運動する習慣が必要だと感じています。
それでも、安心して眠れることの価値は それをはるかに上回ります。
睡眠が不規則になると、
免疫力・集中力・精神的な安定が著しく下がります。
私が扁桃腺周囲膿瘍で入院したのも、
激務と睡眠不足が続いた時期でした。
体のサインを無視し続けると、
気づかないうちに限界を超えます。
退職タイミングと体のサインについてはこちら。
→ 警察官を辞めるタイミングはいつがベスト?元警察官が40万円損して学んだこと
まとめ
📌 当直は朝9時〜翌朝9時の24時間勤務。若手は7時20分出勤
📌 退勤は12時超えが普通。実質拘束時間は29時間以上
📌 平日は仮眠2〜3時間。土日・連休は仮眠ゼロが普通
📌 22時から翌日17時まで19時間連続勤務になった日がある
📌 非番も「待機」は電話が来るため気が抜けない
📌 転職後、安心して眠れるようになったことが一番の変化
警察官の当直がどれだけ過酷か、 伝わりましたか?
「体力がある若いうちにしかできない仕事」という言葉を よく聞きます。でも私はこう思います。
体力があるからこそ、 もっと自分の可能性に使うべきではないでしょうか。
まず情報収集だけでいい。 在職中に、誰にも知られずに動き始められます。
不安なことがあれば、XのDMや ブログのコメントからいつでも相談してください。

コメント